原監督が“ヒント”をポロリ 星野監督が日本一をもぎ取る方法
日本シリーズの戦前の予想は圧倒的な戦力を誇る巨人が有利。楽天はエースの田中将大(24)をフル回転させて勝機をうかがうしか勝ち目はない、とみる評論家が多い。
星野仙一監督(66)は田中を第1、5、7戦に先発。もしくは、第1、5戦に先発、第6、7戦は救援起用の2通りのプランを温めているという。田中は「心の準備はしておく」と話しているが、いくら24勝0敗の絶対的エースでも、巨人からひとりで4勝を挙げるのはムリ。キーマンは新人ながら15勝を挙げた則本昂大(22)だ。第2、6戦に先発し、第7戦はリリーフ待機が濃厚。楽天は「田中、則本で2勝ずつ作戦」で巨人に挑む。
ヒントは08年の日本シリーズ。巨人を4勝3敗で下した西武の投手起用にある。21日の練習中、巨人の原辰徳監督(55)はこう話していた。
「今はあまりそういう起用をしなくなったけど、巨人が西武に負けた時(08年の日本シリーズ)、涌井と岸がこれでもかって投げてきたよな。2人しか(投手が)いないんかい! って思った。短期決戦ではああいう使い方もある。渡辺さん(監督)だからできたのかもしれないな」