原監督が“ヒント”をポロリ 星野監督が日本一をもぎ取る方法
08年の日本シリーズは涌井が第1、5戦で先発し、第7戦の勝負どころで救援登板。フル回転した一方、岸は第4戦で先発し、第6戦でリリーフ。登板はたった2試合だった。「2人しかいないんかいっ!」と言うほど、実は投げていないのだが、原監督の苦々しい表情から、中1日の救援登板という采配、巨人打線が抑えられたイメージが強かったのは確か。戦力で劣る楽天は、巨人が嫌がるこういう戦法を取るべきなのだ。
楽天の先発3番手以降は美馬、辛島らが控えるものの、計算はできない。星野監督は中日、阪神監督時代に計3度のリーグ優勝を果たしながら、一度も日本一になっていない。日本代表を率いた北京五輪も4位だった。
日本一連覇を狙う原監督は、シリーズを盛り上げるためにヒントをくれている。もう「短期決戦で勝てない監督」と言われたくなければ、星野監督はこの二枚看板をコキ使うしかない。