プロ初勝利 中日・浜田は最後に開花した「ビッグ3」

公開日: 更新日:

■マイペース

「小熊、武藤、岡田など、中日の若手は谷繁監督がマスクをかぶると、サイン通り投げようと必要以上に意識して力んでしまう。その点、浜田は、いわゆる心臓に毛が生えているというタイプではないのだが、誰がマスクをかぶっても飄々(ひょうひょう)と投げるのがいい。台湾では強気のピッチングで結果を残し自信をつけ、春のキャンプではチーム最多の2167球を投げ込んだ。この日は谷繁監督の好リードもあったが、緻密な制球力もなく、しかも130キロ台の球速で阪神打線を完封したのは、得点圏に走者を背負っても、ビビったり、気負ったりしない性格が奏功したのでしょう」(球団関係者)

 高校の時は、県大会優勝でナインが監督を胴上げしている歓喜の輪にひとり背を向け、クールダウンのキャッチボールをしていたほどのマイペース男。

 かつては「投手王国」といわれながら今季も苦戦続き。防御率はリーグ3位も4.38と悪い。川上のアクシデントをきっかけに、初完投、完封勝ちでアピールした左腕は、「救世主」は大げさにしても、大きな戦力になるはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出