ソフトバンク松坂を専門家がシビアに予想 「せいぜい6勝」
松坂は来季を迎えるにあたり、体重を今季の92キロから西武時代の85~86キロに落とす、肉体改造を試みるという。アメリカに比べて日本のマウンドは軟らかいといわれる。西武時代のように下半身主導の投球フォームに戻すことを目的にしているのだが……。
前出の三井氏は、「10勝10敗、防御率3点台前半はやってくれると思う」と期待を込めて予想しつつ、「ただ不安もある。米国の硬いマウンドに対応するため、上体で投げられるようにわざと体重を増やしたと思うが、8年間で染み付いたフォームはなかなか抜けない。以前のような投げ方に戻すのは難しいでしょう」と、こう続けた。
「松坂はフォームを変えて日本の軟らかいマウンドに適応できれば勝てる、というイメージを持っていると思う。しかし、体重を減らすとむしろ、ボールのキレや勢いが落ちる危険もある。多くのファンは、かつての凄かった頃のイメージを持っている。4億円という高い年俸をもらうわけだから、15勝以上は当たり前という目でも見られる。プレッシャーは大きいですが、むしろメジャーでやってきたスタイルを貫く方がいい結果が出るかもしれない」