収穫あった? 阪神・藤浪“マエケン仕込み”で狙う大谷越え

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「充実した時間でした」

 こう話すのは阪神藤浪晋太郎(20)。広島前田健太らと行った自主トレの成果について、「(前田からは)投球の考え方とかを聞いた。動作の再現性が高いと感じた」と、収穫を得た様子だった。

「再現性が高い」というのは、より正確に同じ動作ができるということ。ひいては安定したパフォーマンスにつながる。

 藤浪は昨季、新人年から2年連続となる2ケタ勝利(11勝8敗)を達成するも、100球を超えると球威が落ちたり、制球が定まらずに四球を連発したりと、バタバタする投球も見せていた。マエケンは昨季まで5年連続で2ケタ勝利。安定した成績を残しており、自分に足りないものを埋めるということでは今回の合同自主トレは正解かもしれない。

 藤浪が他球団の選手と自主トレをすることには、球団内外で賛否が出たそうだが、阪神の首脳陣は藤浪に対して基本的に放任主義だ。日本のエースの力を借りた3年目、二刀流で今季も注目を集める同期の大谷翔平日本ハム)に負けないくらいの飛躍を遂げたいところだろう。

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