限定スタメンも 巨人高橋由に課せられる広島黒田“攻略担当”
「かつて巨人が苦手にしていた黒田について、原監督もかなり気にしている。7年間の空白があるため、専属のスコアラーを派遣し、入念に対策を立てるつもり。その切り札が高橋由なのです。浮上しているのが、黒田の登板時限定でのスタメン出場。ミーティングではコーチとして打ち方などをナインにレクチャーする。つまり、『黒田対策』を一手に任せたい意向があるんです」(チーム関係者)
例年以上に外野争いはし烈だ。亀井、大田、橋本、松本哲らが実戦で結果を出し、堂上が育成から支配下登録されるなど、9人がアピールを続けている。指揮官は「それぞれが特徴を見せながら戦っている。(手術明けの)長野とアンダーソンも加わる」と上機嫌。9人の中には高橋由も含まれるが、“本当の仕事”はレギュラー取りではなさそうだ。
相性通りに“選手として”黒田を打ち、“コーチとして”攻略法を練る。兼任ならではの「黒田対策」が求められている。