4回戦も左利きスペイン人 すでに錦織は“丸裸”にされている

公開日: 更新日:

 日本時間17日に行われたBNPパリバ・オープン3回戦で逆転勝利した錦織圭(25)。序盤は世界ランク31位の左打ち、ベルダスコ(31=スペイン)の角度あるサーブに苦しめられ第1セットを失いながらも、第2、第3セットは相手の動きを読みきっての快勝だった。が、今大会では初めてコマを進める4回戦の相手も不気味だ。

 というのも、相手のフィリシアーノ・ロペス(33=スペイン)はベルダスコと「旧知の仲」だからだ。

 ロペスはベルダスコより2歳年上で、同じスペイン出身。しかも左利きだ。幼少期からテニス仲間で、ベルダスコを弟のように可愛がっている。ダブルスでもペアを組んで優勝経験があり(04年10月のストックホルム・オープン)、現在もツアーで行動を共にすることが多い。食事やショッピングなども一緒に繰り出す間柄だ。対戦した選手の情報は常に共有し、各自の試合に生かしている。3回戦で錦織に敗れたベルダスコが試合で掴んだ攻略法をロペスに伝えていることは十分に考えられる。

 欧州選手に詳しいテニス関係者が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…