初登板初先発でKOも…ロッテ田中英の成長阻む“過剰な同情”
もっともかもしれないが、そういう同情こそ、逆に田中には気の毒ではないか。
田中は学歴も偏差値も関係のない世界に自ら飛び込んだ。ロッテが彼の経歴を商売につなげようとしたのだとしても、マウンドに上がった以上は結果がすべて。満員札止めとなった3万100人の大観衆の声援、視線、期待が重圧となって力が発揮できなかったとすれば、まだ一軍のマウンドに上がる資格はない。それを酷だ、可哀想だと言うのは、それこそ田中を「色眼鏡」で見ている証拠だろう。
田中のこの日のMAXは146キロ。過去の国立大出身選手に比べて、力はある。余計な同情は本人のためにならない。