いよいよ解禁だ。日本ハムの有原が29日のオリックス戦に先発、7回6安打無失点で5勝目を挙げた。
球団は当初、右肘に不安のある有原に100球前後の球数制限を設けていた。それが、黒星がついた前回登板の楽天戦(21日)は110球に増え、今回はプロ入り最多の126球だった。
五回までに8点の大量援護をもらった有原は、「今後も今日みたいに粘り強い投球をしていきたい」と語ったが、それを誰より願っているのは栗山監督に違いない。
チームは首位ソフトバンクに6ゲーム差の2位。今週から6連戦が5週間続く苦しい時期に、栗山監督は心配なしと判断。残り約50試合でついに「GOサイン」を出した。