スポーツ紙も増員 甲子園で清宮を待つ“メディアスクラム”
「清宮は公式戦デビューとなった4月の春季都大会でテレビカメラ6台に囲まれ、『プレッシャー? これからこういう環境でやっていかなきゃいけない人間だと思ってる』と言ってのける自信家。物おじしないタイプではありますが、さすがにその後のフィーバーは本人の想像を超えて面食らっている。甲子園に行けば練習から報道陣に追っかけまわされ、この夏まだ1本も打っていない本塁打が出るか出ないかと煽られる。活躍が注目に追いついていない、と自覚しているだけに周囲の騒ぎに流されて意気込みが空回りしないか、それが心配。自信家が裏目に出なけりゃいいんですが」(早実関係者)
敵は対戦校だけではないのだ。
■ゴジラ松井を5敬遠の明徳義塾が対戦熱望
出場校のほとんどの監督の本音は「早実とだけは対戦したくない」だろう。
西東京大会決勝、東海大菅生戦の八回、早実が5点差をひっくり返したときは神宮球場全体が早実の応援団といったあんばい。東海大菅生の投手陣は異様なムードに完全にのみ込まれ、最後はストライクすら投げられなかった。