「新国立」五輪後の民間委託先 “大本命”はやっぱり巨人なのか
やはり“巨人頼み”となってしまうのか。
政府は14日、巨額の建設費が問題となり白紙撤回された新国立競技場について、新たな計画の「基本的考え方」を示した。屋根は「観客席の上部のみ」として開閉式が見送られる一方、五輪後の運営は「民間に委託する」と明記。原則、スポーツ専用とされ、「サッカー」「ラグビー」「陸上」などの項目が列挙された。
現段階で具体的な費用は分からないとはいえ、五輪後にそれなりの維持費が発生するのは確かだろう。関係者の間では、民間運営でそうした費用を賄えるのは「プロ野球しかない」との見方が出ていて、ズバリ巨人に頼むことになるのではないかというのだ。本拠地・東京ドームの老朽化が進み、巨人が新たな本拠地を求めているという事情もある。
「新国立の見直しを早くから訴えてきた自民党の後藤田正純衆院議員も、インタビューなどで“プロ野球構想”を掲げています。その後藤田氏と“タッグ”を組んで仕掛けているといわれるのが、スポーツブランド『アンダーアーマー』の代理店『ドーム』社社長の安田秀一氏です。2人は三菱商事の元同僚。しかも、『アンダーアーマー』は2014年から巨人とスポンサー契約を結んでいます」(スポーツジャーナリスト)