通常マウンドから15球 ダルビッシュに“飛ばし過ぎ”注意報

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 右肘のトミー・ジョン(腱の再建)手術からの復活を目指すエース右腕が地味ながら着実にリハビリメニューをこなしている。

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(29)が29日(日本時間1日)、キャンプ地サプライズでブルペン入り。これまでは緩い傾斜だったが、この日初めて通常のマウンドを使用し、正捕手チリノスを本塁ベース前に座らせて15球を投げ込んだ。投球を終えると、ブロケイル投手コーチ、チリノスと何事か言葉を交わすと、満足そうな笑みを見せた。

 右肘の異常を訴えて降板した昨年3月5日のオープン戦以来となるマウンドにダルは「(感触は)すごく良かった。痛みもないし、何も問題ない」と順調な回復ぶりをアピールした。

 20日にキャンプインしてからは半分の高さのマウンドで投球練習を続け17、20、25と球数を徐々に増やしてきた。ここまでは患部に異常は見られず、今後は通常のマウンドで球数を増やし、経過が良好ならフリー打撃に登板する。開幕後はマイナー戦での調整登板を経て、メジャー復帰は5月中旬から6月上旬を予定している。

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