「勝つ高校」と「負ける高校」は? センバツ1回戦完全予想
「明徳の馬淵監督はこの冬、ソフトボールを使ったロングティーを取り入れるなど、打線のパワーアップを図った。もともと『守備は心配していない』と言うように自信を持っている。平安も強力打線と高い守備力を誇るものの、投手力に脆弱な感がある。試合巧者の明徳はそこを突いてくるのではないか」(スポーツ紙・アマチュア野球担当キャップ)
第3試合は八戸学院光星が開星に勝つ。
■第3日
第1試合は最速142キロを誇る吉高が中心の初出場・明石商が日南学園に勝つ。第2試合は東邦が関東一を下す。146キロ右腕の藤嶋を擁する東海王者・東邦は出場校中トップの12本塁打を放った破壊力抜群の打線を誇り、昨夏甲子園4強の関東一を総合力で上回る。第3試合は札幌第一と木更津総合が激突。スポーツライターの美山和也氏はこう見る。
「エース早川と武田の左腕2枚看板が注目される木更津総合の強さはそれだけではありません。外野陣が鉄壁で、肩の強さ、送球の正確さが群を抜いている。1年春から出場している遊撃手の峯村は三拍子揃った好選手。投手力で関東大会を制したといわれるが、総合力も高い。対する札幌第一の菊池監督は『打つ、守る、走る、食う』と練習を4チームに分け、ある組が打っている間は、ある組は納豆ご飯をかきこむなど、特色のある練習で力をつけてきましたが、関東大会優勝の木更津総合が一枚上でしょう」