清原被告の名も 相撲協会“違法賭博・薬物防止”研修の中身
力士や親方衆も骨身に染みて理解した、と信じたい。
25日に相撲協会が行った、「各種不法事案排除の総合的対策について」の研修会。クスリや賭博、暴力団の排除について、元警視庁組織犯罪対策部長などを歴任した頼本和也氏が講演を行った。
報道陣はシャットアウトされ、土俵組だけでなく行司や床山らも合わせた協会員約850人が出席。1時間の講演後、春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)が、その中身をかいつまんで報道陣に説明した。
「闇カジノや野球賭博も、最初はいくらか勝たせてもらう。そこで『才能があるぞ』『センスがある』などと言われる」
「(クスリも賭博も)スランプやケガなど、弱っているところに付け込まれやすい」
さらに暴力団については、「カネのためなら他人が不幸になろうが、奈落に落ちようが関係ない。任侠道はカタギに手を出さないなどと言われているが、そんなものは映画やテレビに限られた話」という警告があったことも話した。
さらに覚醒剤取締法違反で起訴され、保釈中の清原和博被告については、「薬物の後ろに何があるのかを関連付けた話で名前が出た」(春日野親方)という。