大谷170キロと桐生9秒台 「夢の記録」達成は可能なのか

公開日: 更新日:

 野球で速いボールを投げるのと違い、陸上の100メートルは、より生まれつきの資質に左右される部分が多い。昨年2度も「10秒の壁」を突破した蘇にしても、中国人であるがゆえの長所を最大限に生かしたからこそ。もともと体の使い方がうまい人種の眠っている能力を、科学の力が目覚めさせたからだ。

 蘇の2度目の9秒台を世界陸上(北京)の会場で見たスポーツライターの高野祐太氏がこう言う。

「身長が173センチと小柄な蘇は、テニスの錦織で知られる米国のIMGアカデミーで、フィジカルと技術の専門的なトレーニングを受けている。スポーツ科学の最先端の国で、スタート直後の体の揺れなど、技術面が随分改善されて9秒台につながったのです」

 桐生の9秒台はやはり厳しいか……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動