プロ野球 総収入から見る「成功組」「失敗組」の人生設計
<失敗組>
■大場翔太 31歳・東洋大=07年ソフト バンク大学・社会人1位
オリックス、横浜、ソフトバンク、阪神、日本ハム、巨人から1位指名を受けて抽選でソフトバンクへ。初登板の楽天戦で無四球完封勝利の衝撃デビュー。2週間後のロッテ戦では、7者連続三振を含む球団新記録の16奪三振で2度目の無四球完封勝利を挙げた。どれほどの大投手になるかと思われたが、その後は低迷。昨オフ、中日にトレードされ、今季は登板がなく戦力外となった。9年間で通算15勝。その間の稼ぎは2億3250万円(同1億円含む)。
■白仁田寛和 31歳・福岡大=07年阪神 大学・社会人外れ1位
阪神時代は6年間で1勝。14年オフにオリックスへ移籍すると、翌年プロ入り最多の43試合に登板、2勝2敗2ホールド(防御率3・29)という成績を残したが、9年間の実入りが1億7150万円(同8000万円含む)は寂しい。
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ビジネス評論家でプロ野球ファンの菅野宏三氏がこう語る。