マー君“エースの座”ピンチ? ヤンキースが大物左腕獲得へ
来季、巻き返しを期す名門球団が大物先発投手の獲得に動いているという。
今季、ポストシーズン進出を逃したヤンキースが、ホワイトソックスの左腕ホセ・キンタナ投手(27)のトレードを画策しているというのだ。大リーグ公式ホームページをはじめとする複数の米メディアが19日(日本時間20日)に伝えている。
コロンビア出身のキンタナは、メジャー通算5年間で154試合に登板し、46勝46敗、防御率3.41。今季は左のエースとして32試合で13勝(12敗)を挙げ、自身初の2ケタ勝利をマークし、球宴にも初選出された。メジャー2年目の13年からはシーズンを通じてローテーションを守り、4年連続30試合以上、200イニング以上に登板し、いずれも防御率3点台と安定した働きぶりは高く評価されている。
チームの若返りを進めるホワイトソックスの方針からキンタナは今オフのトレード候補に挙げられており、ヤンキースの他にも青木が加入したアストロズも関心を寄せていると報じられている。現状では来季のヤンキースの先発ローテーションは田中将大、サバシアの左右の両エースに右腕ピネダまでは確定。4、5番手は来春のキャンプ、オープン戦で若手を競わせる方針だ。
トレードが実現すれば、田中は同学年のキンタナにエースの座を奪われかねない。