日本実業団陸上競技連合 西川晃一郎会長インタビュー<中>

公開日: 更新日:

――前回のラグビーW杯のジョーンズヘッドコーチが長期合宿をするため、選手が所属する企業に頭を下げて回ったそうです。それと同じことをするわけですね。

「選手は各会社の社員や契約社員ですから、紙一枚の要請書を送るのではなく、我々が派遣要請書というのか、それを持って各会社に出向いてお願いしようと。陸連の横川(浩)会長は、私と(東京)大学の同期ですから、『場合によっては一緒に回りましょう』と言いました」

――ならば、陸連が東京五輪のために20年元日の実業団駅伝の中止、もしくは開催日を大幅に変更して欲しいと言えば対応するわけですね。

「日程に関しては我々だけでは決められません。地元(群馬県前橋市など)やご協力いただいているスポンサーなどに対し、かなり前に説明して了解を得なければなりません。ただし陸連から、どうしてもこれで協力してくれと言われたら、関係する方々とご相談するということは選択肢のひとつとしてあります」

――本気の構えですね。


「実業団連合としては、2020年東京五輪のメーンスタジアムに1本でいいからマラソンで日の丸を揚げたい。リオ五輪では米国の男子選手(ゲーレン・ラップ)が銅メダルを取った。(強化関係者は)米国チームをよく勉強されていると聞いています。私は決して不可能なことを言っているつもりはありません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  3. 3

    「65歳からは、お金の心配をやめなさい」荻原博子著

  4. 4

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 5

    タモリが「歌う日露戦争」と評した圧巻の紅白歌合戦パフォーマンス

  1. 6

    高額療養費問題が参院選を直撃か…自民が噴出「立憲の凍結案のまざるを得ない」に透ける保身

  2. 7

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  3. 8

    西武・西口監督が明かす「歴史的貧打線」の原因、チーム再建、意気込み、期待

  4. 9

    松本若菜に「小芝風花の二の舞い」の声も…フジテレビ“2作連続主演”で休めない“稼ぎ頭”のジレンマ

  5. 10

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉