正妻のリード追い風 ダルに日本人初サイ・ヤング賞の期待
女房役のアシストも期待できる。昨季途中にブルワーズから移籍した正捕手ジョナサン・ルクロイ(30)がダル同様、今季終了後にFAになるからだ。ルクロイは頭脳派捕手として知られ、リードに定評がある。昨季、ダルが変化球に頼っていた際には直球主体のリードに変えて持ち味を引き出した。ブルワーズ時代も投手陣の信頼は厚く、FAに多くの球団が獲得に動くとみられている。
3月開幕のWBC米国代表にも選出されたが、本番ではジャイアンツ・ポージーの控え。故障リスクは低く、レギュラーシーズンには万全な体調で臨める。大型契約を狙う正妻のリードが、これまで以上に冴えれば、ダルにとっては大きな追い風だ。