フィギュア四大陸選手権 “B・オーサー門下”2人が好発進
日本勢の女子3人が揃って出遅れた昨16日のフィギュアスケート四大陸選手権(韓国・江陵)。初日のショートプログラム(SP)では、フィギュアスケート界を代表する名コーチの門下生が揃って上位につけた。
首位(68.25点)のガブリエル・デールマン(19=カナダ)と3位のエリザベート・トゥルシンバエワ(17=カザフスタン)の2人だ。デールマン、トゥルシンバエワを指導するのは、14年ソチ五輪男子金メダリスト羽生結弦の師匠である、ブライアン・オーサー氏(55=カナダ)だ。
デールマンはジャンプを得意としており、冒頭に2連続3回転トーループを決めるなど、ほぼ完璧な演技を披露した。16歳でソチ五輪に出場したデールマンは、SPを終えると「(首位に立って)とても興奮している」と話した。
一方のトゥルシンバエワは、147センチと小柄な体形を存分に生かした軽快なスケーティングが持ち味。軽快な飛躍で、すべてのジャンプを成功させた。
今大会は強豪のロシアを筆頭とする欧州勢は出場していない。来年の平昌五輪では、不甲斐ない日本勢に代わって、名コーチの教え子2人がロシア勢の対抗馬になりそうだ。