31年ぶり甲子園 土浦日大・小菅監督“外様”の苦労明かす

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 ――着任した頃の生徒の印象は?

「やる気がないというか、前向きじゃない。それは授業にかかわらず野球に対しても同じでした」

 ――まず何から取り組んだのですか?

「まずは意識ですよね。ボール一球、キャッチボールやバッティングに対する意識。何げな~くやっている練習だったので、まずいなと。一見、すごくきちんと練習をしているように見えるけど、観察していると意図の見えない練習ばかり。『何をやるか』ではなく、私が求めたのは『どうやるか』です」

 ――前監督のやり方を知る選手の反発はなかったんですか?

「今の3年生は当時、私を全く受け入れてなかった。今の選手って反発しないんです。表面上はハイハイと言う。そこが怖いところで、LINEで私の悪口を言っていたと思います。心を開いていないのは雰囲気で分かりました。距離感を大事にしながら、私の考えを知ってもらうために金曜と土曜に、寮へ泊まりに行って食事をしながら話をしていきました」

 ――監督の思いが響いてきたのは?

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