早実・清宮幸太郎がプロ入り表明 「868本を目指したい」
早実の清宮幸太郎(3年)が、プロ入りを表明した。22日午後12時40分に東京都国分寺市の同校で会見。冒頭、無数のフラッシュがたかれる中で「プロ野球志望届を提出することに決めました。次の大きな夢に挑戦するべきだと確信するに至りました。(王貞治氏の)868本を目指す使命感はある」といつもの落ち着いた口調で切り出した。
史上最多の高校通算111本塁打をマークした超高校級スラッガーの進路は、早くから大きな注目を集めていた。今月12日、カナダで行われたU18W杯からの帰国会見では、「大学かプロかで迷っています」と悩める胸中を吐露していたが、ラグビーのヤマハ発動機で監督を務める父・克幸氏(50)らとの家族会議などを重ねた末、プロ入りの決断を下した。
今秋ドラフトでは89年の野茂英雄、90年の小池秀郎の8球団を超える過去最多の競合は必至。最終的な目標をメジャーと公言している清宮の希望をかなえるため、早期の米球界挑戦容認を準備している球団もある。
日本ハムの大谷は入団5年目で海を渡る。プロ野球で順調に結果を出せば、清宮にもその可能性は十分にある。