本田真凜シニア初Vかすむ…女王は驚異のSP高得点発進

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 フィギュアスケートのオンドレイ・ネペラ杯(スロバキア・ブラチスラバ)が21日(日本時間22日)に開幕。女子ショートプログラム(SP)でエフゲニア・メドベージェワ(17=ロシア)が、自身の持つ歴代最高得点80.85点に迫る80.00点で首位に立った。世界選手権、GPファイナル2連覇中の女王が来年2月の平昌五輪に向けて好スタートを切った。

 メドベージェワは今季初戦の国際大会で安定した演技を披露。スケート技術や表現力など5項目の構成点はすべて9点台と驚異的な数字を並べた。

 フィギュアのシーズンが本格的に開幕し、米NBCスポーツ(電子版)は21日、平昌五輪のメダル予想を掲載。記事では、メドベージェワを金メダルの最有力候補に挙げ、「最大のライバルはシニアデビューした昨季のジュニア世界選手権優勝のアリーナ・ザキトワ(ロシア)と準優勝の本田真凜になるだろう」としている。

 16歳の本田は先のUSインターナショナルクラシック(米ソルトレークシティー)でシニアの国際大会初優勝。一躍、平昌五輪の代表候補に浮上したが、合計得点は198.42。SPでは66.90点とメドベージェワの足元にも及ばなかった。

 平昌の日本女子の出場枠は「2」。本田が平昌のリンクに立ったとしても、ロシア女王の引き立て役に終わりかねない。

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