ベルリンでマラソン7連勝 キプチョゲは五輪も連覇濃厚
ゴールした直後でもケロッとして笑顔を見せていた。
24日に行われたベルリンマラソンは、リオ五輪金メダルのエリウド・キプチョゲ(32=ケニア)が2時間3分32秒で優勝。目標にしていた2時間2分57秒の世界記録には届かなかったが、マラソンの連勝記録を7に伸ばし、ここまで走った公認マラソン全9戦で8勝と圧倒的な強さを見せた。
ちなみに16日のハーフマラソンで1時間0分17秒の日本新記録を出した設楽悠太(25)は2時間9分3秒で6位だった。
レース前は、昨年2時間3分3秒(世界歴代2位)で優勝しているベケレ(35=エチオピア)にキプチョゲ、そして昨年のベルリン2位で2時間3分13秒(世界4位タイ)を出したキプサング(35=ケニア)の、いわゆる「ビッグ3」が3位まで独占するかと思われた。
ところが、ベケレ、キプサングは30キロで棄権。そこからは、キプチョゲと無名のグエ・アドラ(26)の一騎打ちとなった。37キロすぎに初マラソンのアドラが果敢に仕掛け前に出る。40キロすぎにキプチョゲが追い抜き、そのままゴール。アドラは負けはしたものの、2時間3分46秒の好時計で初マラソンの世界記録を更新した。