3大駅伝5連勝ならず 青学大・原監督が明かす“誤算と収穫”
――大勢のファンが(原監督や選手たちの)サインや写真撮影などのために幾重にも人垣をつくっています。原監督も「これから10分間対応させていただきます」と率先してファンサービスに努めていたのが印象的でした。
「サッカーや野球のファンも、積極的にこっちに連れてこないといけません。話題性のためには演出も大事です。しかし選手たちの頑張りに演出は一切ありません。選手たちは本当にギリギリまで頑張っています。その頑張りに応えてやるためにも、陸上界全体で盛り上げる方策を一緒になって考えないといけません」
――もちろん勝負ごとなので勝てないと青学大駅伝部ファンも離れ、原監督に対する“叱咤激励”も多くなるでしょう。
「その通りですが、逆風にはへこたれません。これから数年は、ウチと東海大さんが(大学長距離界を)リードしていく形になるでしょう。大学全体が切磋琢磨することでレベルが上がれば、もっともっと陸上人気も出てきます。もちろんウチも全力で戦っていきます」
「優勝チームよりも多くのファンに集まっていただき、ありがとうございました」と挨拶して“笑いをとった”原監督。続けて「これからも多くの皆さまに足を運んでいただけるような魅力的なチームにするために一生懸命に努力します。来年は勝ちます!」と断言した。