10球団を呼びつけた面談目的は行きたくないところの淘汰

公開日: 更新日:

「30分が過ぎましたのでこれで……」

 ある球団のスカウトは、育成や施設に関する説明の最中に清宮サイドから面談終了を告げられ、重苦しい気持ちで部屋を後にした。

 清宮幸太郎とプロ10球団が早実高で面談を行ったのは、10月2日。清宮側は、本人、父・克幸氏、母・幸世氏、国定貴之野球部長が出席した。

「どのように選手を育成しているのか? 寮や二軍の施設はどうなっているのか?」

 克幸氏がリードして、くだんの球団に質問をぶつけた。その球団は、育成に問題点を抱えていた。過去に1位指名した野手も伸び悩んでいる。克幸氏はそうした育成面の不安をスカウトにぶつけたのだろう。

 前出のスカウトは額に汗がにじんだ。育成面の説明はもちろん、1位で指名する気持ちを誠心誠意伝えようとしたが、話の途中で冷水を浴びせられた形になった。「ウチには来たくないのではないか」と思わざるを得なかったという。

西武は少なくとも1時間

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出