市原弘大が劇的ツアー初V 敗れた時松隆光には“魔の17番”
【日本ゴルフツアー選手権 最終日】
最終組の1組前でプレーした市原弘大(36)が18番でグリーン右奥からチップインバーディーを奪い、最終組の時松隆光(24)がこのホールで1メートル強のパーパットを外してボギー。プロ18年目の市原に劇的なツアー初優勝が転がり込んだ。
「アテストが終わって時松君と一緒に並んでいるのがわかった。プレーオフするつもりで備えていたので“まさかなぁ”という気持ち。コースと戦うのに必死で、周りのスコアは見ていなかった。(18番バーディーは)狙って打っておらず、入って僕が一番びっくりしている」(市原)
16番ホールが終わった時点で時松は通算13アンダーで首位に立ち、1ホール先の市原は17番をパーで切り抜けて通算11アンダーと2打ビハインドだった。ところが、時松は17番でティーショットを左に曲げて、運よくフェアウエーに出てきたが残り205ヤード。ピンは池を越えてすぐのグリーン手前に立ち、ユーティリティーで狙った2打目はグリーン左奥にオン。ファーストパットは速い下り傾斜を転がりピンをオーバーしてグリーンの外へ。そこから2打費やしてボギーだった。