株主から不満噴出…阪神の“病巣”を野崎元球団社長が直言
13日に行われた阪神タイガースの親会社である阪急阪神ホールディングスの株主総会では、株主から阪神に関する多くの不満が噴出した。一部株主から「阪神の質問はやめてくれ」とクレームが出るなど、異様なムードが漂った。
若手が伸び悩み、貧打に悩むチームを嘆く声が出たのはもちろん、「広島のコーチが移ったヤクルトは交流戦でトップ。フロントはコーチがいかに大事であるかわかっているのか」と指摘した株主は拍手に包まれた。
年俸3・4億円で獲得した新助っ人ロサリオは不振で二軍落ち。「使い物にならない助っ人ばかり取ってくる。自虐本出したら売れるで」とも言われる始末。2年前の総会でも意見したという株主は、「投手は頑張っている。打てないから成績がよくない。高いお金を出して外国人連れてきても打てない。これが何年も続いている。2年間、何をやってきたんだ」と言及した。
■経営陣の責任
そして、「2005年から優勝してない。経営陣の責任」と指摘した今年80歳になるという古株のファンは、球団の経営方針と決意を問いただした。阪神電鉄のトップでオーナー代行を務める藤原会長は、「タイガースの今後については真剣に考えていかなければいけない」と応じたが、この質問は阪神の低迷の核心を突いている。