虎最下位で金本非難ばかり…無責任フロントにも疑問の声
「巨人の岡本はフロントの方針に従って高橋監督が我慢して使い続けたし、コーチの指導も良かったのでしょう。阪神はこの3年間、指導経験がない金本監督に育成に関しても全権を託していた。今になって、それが間違いだったと気がついても後の祭りだが、昔から阪神フロントの辞書には『責を負う』という言葉はない」(前出のOB)
背広組の失態を挙げればキリがない阪神にとって、この一件も今季の大きな汚点だろう。
3月に西武にトレードした8年目左腕の榎田(32)が、新天地で優勝に大きく貢献。プロ初の2ケタ勝利を挙げた9月19日は、くしくも阪神がヤクルトに負けて今季優勝の可能性が完全消滅した日でもあった。
榎田は朝日新聞への優勝手記で、「ライオンズに来てみると全然違う。阪神の場合は練習の時から見られている雰囲気があり、全体練習でもウオーミングアップの時から、しっかりと隊列を作って、規律正しくやることがほとんどだったので……」と言った。
今の若者は上下関係が緩く、ほとんどが「のびのび野球」で育っている。