原氏再々登板でついに実現? 巨人「江川ヘッド」が急浮上
村田ヘッドは原派の番頭格。ファンもそれを知っているからこそ、「残留だけは勘弁してくれ」「あり得ないけど、そうなりそう」との書き込みが続いているのだ。
「村田さんが残るにしても、ヘッドコーチというのはないと思う。バッテリコーチとか、二軍監督とか、そういうところへ配置転換せざるを得ないでしょう。で、ヘッドの後任ですが、球団周辺では江川(卓=63)さんじゃないか、という声が聞こえ始めている。江川さんと原監督は現役時代からツーカーの仲。原監督の第2次政権でも江川ヘッドという話は出た。そもそも今回の原監督の再々登板には、疑問の声がある。引退させてまで後を継がせた由伸監督が3年で辞め、あろうことか自分がその後釜に収まるという構図ですから、それも仕方がない。これで村田コーチや斎藤投手コーチら原派の人間がチームに残るとなれば新鮮味も何もない。江川ヘッド誕生なら、話題性があって原第3次政権への批判も拡大しない、と特に日本テレビサイドからそんな話が聞こえてきています」(巨人関係者)
原次期監督は第2次政権の2011年オフ、岡崎ヘッドコーチの続投を決めた球団人事に反発。読売グループ本社の渡辺会長に「江川ヘッド」案を直談判し、これが読売本社を巻き込む「清武の乱」の引き金を引いた。当時、「原監督が直接話をして、江川さんからヘッド就任の内諾を得ていた」と伝えられたものだが、あれから7年、「幻の江川ヘッド」が実現するか。