東京五輪マラソン「5時半スタート」案に陸連顧問が猛反論
――早朝は給水所の準備も大変ですね。
「補助要員は、自分専用のスペシャルドリンクとゼネラルドリンクの他に、氷水を吸わせたスポンジ等を用意する。選手はスペシャルドリンクを、給水所の数(8本)だけ前日午後8時までに指定の場所に持っていき、渡されたスタッフが冷やす。凍らせないようにな。ドリンク類や冷蔵ボックス、テーブルなどをトラックで給水所まで運び準備する。大事なことは給水だけじゃないぞ」
――電源ですか?
「そうだ。記録はコンピューターで計測する。91年の世陸の時は沿道の商店などからコンセントを借りた。関門ごとにバッテリーカーを置けば高額なカネがかかる。今は2月に東京マラソンが行われているとはいえ、五輪コースは違うので、関門や給水所の位置も当然異なる。大事な給水や計測の準備はボランティアには任せられない」
■「夜のマラソンはペースが狂う」
――以前から日刊ゲンダイに、東京五輪のマラソンは6時スタートにしろと言ってますが、5時半なら30分しか変わりません。