G澤村が原監督の先発打診を拒否 “守護神”奪還宣言のその先

公開日: 更新日:

 山口オーナーは「今季は試合の終盤で苦労する展開が多かった。リリーフ、中でも抑えをどうするか。まだまだこれから補強が必要」と明言している。原監督は、ドラフト1位で入団し、2年目を迎える鍬原も抑え候補に指名している。巨人8年目のマシソンも健在。ライバルは多い。

 かつて原監督に先発からリリーフ転向を打診され、拒否したことがある。今は逆にリリーフにこだわるのは「生きる道」だからである。

「先発ローテ枠は5か6。菅野、山口俊、今村、田口、畠、野上。助っ人はメルセデス、ヤングマン……。ざっと名前を挙げただけでもう8人。ここに補強組が入ってきたり、高田や大江といった若手有望株も控える。先発枠よりオーナーが『弱点』と指摘するリリーフとして生きた方が需要も適性もあると踏んでいる。今季、国内FA権を取った。海外FA権取得まで2年。実は大学時代からの目標だったメジャー挑戦の夢を捨てていない。その前に巨人で守護神に戻れないようならメジャーなんて無理でしょう。クローザーとして挑戦したい意向を胸に秘めているようです」(球界関係者)

 4年ぶりに復帰する原監督に「変身」ぶりを見せられるか。もし中途半端なら、メジャーどころか巨人でも居場所を失う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…