今平周吾が特別枠でマスターズから招待された理由
2004年には全米ゴルフ協会(USGA)会長、インターナショナル・ゴルフ・フェデレーション(IGF)の共同会長に就任。06年にUSGA会長を引退すると、オーガスタナショナルGCメンバーに招待され、マスターズ運営、トーナメントチェアマンを経て一昨年、会長に就任した。
■改革を進めるリドレー新会長
リドレー氏はフロリダ州の不動産弁護士であり、生涯アマチュアを通して、のちに弁護士となった創始者のボビー・ジョーンズに似ている。それだけに、これから独自色を出してくる、とみられていた。
マスターズメンバーには、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットら世界屈指の大富豪や金融畑の経営者、現役をリタイアした大金持ちが多い。
過去のマスターズ会長は、世界経済まで左右するメンバーたちに頭を押さえられてきた。だがクラブでは、ゴルフがうまい人間には頭が上がらないと言った風潮がある。だからリドレー氏は、これまでの会長とは違うマスターズ運営に乗りだせる下地が十分にあったともいえる。