7年ぶり日本凱旋 イチローが日本球界でプレーする可能性は

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イチローがマリナーズと契約を結んだのは昨年3月ですが、それ以前からマリナーズは日本で開幕戦を行う方向だった。イチローはつまり、日本での商売に必要なピースだったわけです。選手として以前の状態に戻ればベストでしたが、開幕から15試合で打率は・205、打点と本塁打と盗塁はゼロ。年齢的に上積みは期待できない上、外野は若手が芽を出してきた。なのでイチローには翌年の日本開幕でチャンスを与えることを条件に、ベンチ入りの25人枠から外れてもらった。イチローはイチローで日本開幕をレギュラー復帰の足掛かりにするつもりだった。マイナー契約でもオープン戦と日本での開幕シリーズで結果を出せば、首脳陣もメジャー契約を認めざるを得ないという計算があった」

■衰えを自覚

 ところが、オープン戦はサッパリだし、調子も上がらない。イチロー自身、日本開幕のメンバーに入ったことを「日本人でいることで、すでに勝ち組」と自虐的に話したほど。20、21日のアスレチックスとの開幕戦はロースターが25人から28人に広がることもあってベンチ入りする。会見でも威勢のいいことを言っているが、自分は商売の駒に過ぎないとの自覚はあるのだ。

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