巨人・原監督も信頼“虎キラー”メルセデスにメジャー熱視線
今や広島のリリーフエースに出世したフランスアは、同じカープアカデミー出身のドミニカ人。25歳、左腕、昨年のシーズン中に育成から支配下に昇格したなど共通点が多い盟友だという。そのフランスアの年俸は昨オフ、4120万円に大幅に昇給した。世界の貧国のひとつに挙げられるドミニカの選手は基本的に貪欲だ。
「メルセデスは昨年もCSの開幕投手に指名されたでしょう。すでに頼りにされ、フル回転しているにもかかわらず、プロ野球選手、特に巨人の助っ人にしては格安。フランスアらと情報を交換しているようだから、いくら出来高が手厚いとしても、年俸1000万円以下の契約に思うところがあるかもしれない。実はメルセデスはメジャーに評価されている。
巨人からカージナルスに復帰したマイコラスの活躍もあって、日本球界に在籍している外国人投手が注目されている。メルセデスは巨人のファームで制球力を身につけ、セット、クイック、フィールディングといった細かい投球以外のことも仕込まれている。パワー系で左腕というのもプラス材料。メジャー関係者が『メルセデスの契約って複数年? 単年?』などと来年に向けて調査をしているとの情報もあります」(米球界関係者)
阪神をカモるためのキーマンが、活躍すればするほど、メジャーの評価も当然上がる。巨人にとっては痛しかゆしである。