巨人初連敗&負け越し 原監督“独裁”にコーチや選手ドタバタ

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 それが、わずか開幕3カードで今度は「先発に戻す」と言うのだからドタバタである。宮本コーチが「申し訳ない」としているのは、首脳陣が振り回したことについてだろう。

 原監督の第1次政権時にも似たようなことがあった。別の古参の関係者がこう言う。

「独断専行は駆け出しの頃から。当時、抑えを務めていた河原の中継ぎ降格、つまりストッパーの配置転換という重大問題を、鹿取ヘッドコーチと相談する前に自身のホームページで発表したこともあったからね。驚いた鹿取ヘッドと斎藤投手コーチが翌日、原監督に直談判。たった1日で『白紙撤回。抑えは河原で行きます』と差し戻されるドタバタを演じた。原監督と鹿取ヘッドに生じた亀裂は、結局、後になっても修復されませんでした」 

 巨人はこの日のDeNA戦で今季初の連敗、カード負け越しを喫した。先発の畠が五回途中5失点でKO。「ちょっと淡泊に見えた」とムッツリの原監督は昨秋、「全権監督」として3度目の就任を果たしている。一軍には宮本コーチら経験のないコーチが多く、指揮官の“独裁色”がさらに強まる恐れがある。周辺を固めるコーチはもちろん、振り回される選手も大変である。

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