ミャンマー戦では一人一人が局面を打開するプレーを見たい
キリンチャレンジ杯のパラグアイ戦の前半に関しては、2―0という得点差以上に日本代表の良さが伝わってきた。
攻撃面では左サイドMFの中島、トップ下のMF南野のコンビネーションの良さが目に付いた。この2人と1トップのFW大迫との連動性も良かった。及第点をあげよう。
しかしながら――。
ハーフタイムをはさんで左サイドMFが中島から原口に、右サイドMFが堂安から久保に代わり、後半半ばには大迫に代わってFW永井が投入され、ボランチMF柴崎が板倉と交代した。多くの選手が入れ替わったこともあり、選手同士の連係面は、もうひとつだったと言わざるを得ない。
守備に関しては、パラグアイ自体が攻守ともに迫力と精度を欠いたこともあり、不安を感じるようなシーンはなかった。
主軸CBの吉田とペアを組んだ20歳CBの冨安が後半から右SBにポジションを移したが、致命的なほころびを見せることもなかったし、代わりにCBに入ったDF植田もまずまずだった。