佐々岡コーチは規定投球回数を満たす先発陣を増やすことを目標に掲げ、昨季最多勝のエース大瀬良もキャンプから投げ込みの量を増やしてスタミナ強化に着手。6完投(うち2完封)はプロ最多となったが、交流戦から4連敗。防御率は昨季の2・62から3・53に悪化し、11勝9敗と黒星もプロ最多となった。
鈴木本部長はこうも言っていた。
「誰がこれからをつないでいけるのかと考えたとき、佐々岡という人選になった」
広島の監督候補には前田智徳、新井貴浩、黒田博樹らの大物OBが「待機組」として名を連ねている。佐々岡監督は彼らまでの「つなぎ」と考えれば、納得もいくのだが。