メッセ、鳥谷の不在でどうしても外国人7人衆を見てしまう
■あのロサリオの場合は…
さて、この外国人7人衆だが(foreignerだから「Fセブン」とでも呼ぼうかと思ったけど、なつかしの「F1セブン」と似るのでやめました)、キャンプの様子を見ると、投打のちがいはあれども、やはり外国人同士で固まっていた。見知らぬ異国の地にいきなり放り込まれたのだから、普通は誰だってそうなるだろう。マルテ、ガルシア、スアレスは日本野球経験者だが、他は初体験だ。彼らにしてみれば、同じ境遇の者同士で切磋琢磨できるのはありがたいだろう。
そう思うと、今年の阪神の外国人選手に期待感が高まってきた。単純に7人もいれば何人かは当たるだろうという思いもあるが、それ以上に注目したいのは7人で練習に励むことの効果だ。競争心も刺激されるだろうし、悩みも共有できる。そうやって有意義なキャンプを過ごせば、結果も良くなるのではないか。
そういえば、2018年に鳴り物入りで来日したものの、わずか8本塁打という悲惨な成績に終わったロサリオは、春季キャンプ中によく一人でバットを振っていた。