八村効果で潤うBリーグが暴排宣言 実はヤクザはバスケ嫌い

公開日: 更新日:

 プロバスケットボールのBリーグが5日、都内で暴力団や反社会的勢力排除を宣言した。

 NBAウィザーズ・八村塁の活躍、44年ぶりの五輪出場もあって、創設4年目のBリーグは潤っている。昨年11月発表の決算概要によれば、営業収入は308億円で初めて300億円の大台に乗せた。大河チェアマンは「(反社勢力は)お金のあるところに群がる。今後は選手会と協力して、一層の啓蒙に努めていきたい」と、リーグ全体でコンプライアンス強化に乗り出す方針を明かした。

 しかし、美人局や脅迫ならともかく、選手が八百長に巻き込まれることはなさそうだ。競技の性質上、試合中に選手がインチキしづらいからだ。

 専門家によれば、特にプロレベルでは、シュートを外すにはボードに当てるしかなく、動きも不自然になるため、敗退行為的なプレーをすれば、現場の選手やコーチには一目瞭然だという。

 試合中、自由に選手の入れ替えもできるため、仮に不審な動きをすれば、すぐにベンチに下げて八百長を未然に防ぐのは不可能ではない。選手はもちろん、監督やアシスタントコーチまで含めてチーム丸ごと買収しない限り、不正行為は成立しにくいのだという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…