大迫傑“五輪バブル”東京マラソン4位もまた1億円でボロ儲け
そのレゲセに1分10秒以上も離されて4位に終わった大迫だが、「お金の話なら大迫がチャンピオンですよ」と言うのは、ある実業団のOBだ。
「大迫はこのレースだけで、4位賞金100万円に東京マラソン財団が設定した日本新記録ボーナスの500万円を獲得。2018年のシカゴで自身が出した日本記録(2時間5分50秒)更新で日本実業団陸上連合から、2度目の1億円ボーナスも出る。1億円ボーナスに関しては、実業団陸上連合が、日本記録を超える複数のスター選手を輩出し、その勢いで東京五輪のメインスタジアムにマラソンで日の丸を掲げることが狙いだった。しかし、厳しい言い方をすれば、大迫は記録を出しやすくなった東京マラソンのコースで、レベルの高いペースメーカーによって2度目の日本記録を出せたわけです。ペースメーカーのいない五輪では、アフリカ勢にアクシデントでもなければ、瀬古さんが言うようにメダルを取るのは無理ですよ」
■多額の契約金、サポート
大迫は15年3月に、実業団を辞めてナイキ・オレゴン・プロジェクトに所属。16年日本選手権5000、1万メートルで優勝、同年リオ五輪に出場(28位、17位)。17年に初マラソンのボストンでいきなり3位となり、その前後から契約スポンサーが急増した。ナイキのほかに、マニュライフ生命、デルタ航空、ソニー、明治といった大企業が「応援団」についた。