東海大相模・山村崇嘉の打撃 巨人吉村やソフト松中を彷彿
山村は主に一塁手ながら、投手としても公式戦数試合に登板し、最速142キロをマークした。武蔵府中シニア時代はエースで4番。遠投115メートルを誇る。
「肩が強く、守備のフットワークもいい。スジがいいというか、何をやらせてもうまい。もし甲子園に出ていれば、大騒ぎされたのではないか。東海大相模なら3~4試合は勝ち進むでしょうから、本塁打を5本くらい打っていてもおかしくなかったと思っています」
ただ、「高校生の一塁手」となると、投手や遊撃手と比べるとプロの評価が分かれるところ。かつての早実・清宮幸太郎(2017年日本ハム1位)もそうだったが、安倍氏はこう指摘する。
「一塁は外国人のポジションという印象が強いですが、プロ野球では日本人選手の打撃レベルがアップし、ソフトバンクの内川聖一、日本ハムの中田翔、西武の山川穂高のように日本人の一塁手が増えつつあります。山村も立派なバットマンですから、私がプロのスカウトなら、『一塁手としてバットで勝負できます』と強く推しますね」
○やまむら・たかよし 神奈川県生まれ。180センチ、85キロ。右投げ左打ち。