柔道は9月に国際大会再開 怖いのは海外勢より国内の乱取り
代表交代があるかもしれない。
国際柔道連盟(IJF)は8日(日本時間9日)、コロナ禍の影響で3月から中断していたグランプリなどの国際大会を9月に再開する予定と発表。五輪の出場権を獲得していない選手もいるため、一度は中止になった大会も極力、実施するという。
日本代表選手団は、すでに男女14階級のうち、男子66キロ級を除く13階級が内定。今後、渡航制限が解除されれば、代表選手は調整も兼ねて国際試合に出場する見込みだ。世界のトップ選手が参加する国際大会に出場すれば、海外のライバルの手の内がわかるものの、逆に相手に戦術を分析されて丸裸にされるリスクも伴う。代表選手は、五輪出場のためのIJFポイントを獲得する必要がないだけに、出場する大会は厳選した方がよさそうだ。
日本での調整にも十分に気を配らなければならない。全日本柔道連盟では今後、選手らにPCR検査と抗体検査を行った後、今月中にも日本代表合宿を再開する予定だ。各階級の強化指定選手も段階を踏んで合宿に招集される見込みで、必然的に代表選手の練習相手を務めることになるだろう。