箱根駅伝実現の秘策 東京外しと多摩川スタートで“密”解消
1920(大正9)年に始まった箱根駅伝には、非常時にコース変更した先例がある。東海道は陸軍の大動脈だったため、大戦中の1941年から46年まで中止に追い込まれた。その間、東京―青梅間で2度行われ、靖国神社と箱根神社を結んだ43年の「関東学徒鍛錬継走」だけは大会回数に数えられている。
主催の関東学連は伝統をどうつなぐのだろうか。臨機応変と決断こそロードレースのカギである。