移動、食事、宿舎…「甲子園交流試合」出場校の厳戒ぶり
バス移動というわけにはいかない北海道の学校も経路には気を使う。帯広農は当初、帯広空港から羽田を経由するコースを考えていたが、感染者が拡大する東京でのバウンドはあえて避け、新千歳経由で直接、伊丹空港に行く路線に変更するそうだ。
■食事はバイキング形式から個別配膳に
宿泊や食事にも神経を使う。普段なら大部屋に大人数を押し込み、食事もバイキング形式というパターンがほとんど。だが、コロナ禍の今回はそういうわけにいかない。
この日の第2試合で鳥取城北を下した高知の明徳義塾は、選手全員に個室を割り当てた。
食事も大部屋に長い机を2つ用意、机の両サイドに対面にならないように選手を配置した。仕切りは置かないまでも、料理は個別に配膳。ちなみに試合前夜のメニューはトンカツとステーキ、当日朝はウインナーと焼きそばだったという。
鳥取城北は大部屋に大きなテーブルを3つほど用意。選手はそれなりの間隔を空けて座り、試合前夜は個別に用意された中華料理を食べたそうだ。