競泳200m自由形・松元克央まさかの予選落ち…不発に終わった“公私のスピード”
高校3年時のインターハイでは100メートル、200メートル自由形で優勝。大学3年時から、08年北京五輪の競泳代表チームヘッドコーチを務めた鈴木陽二氏に師事し、以降の快進撃は冒頭の通りだ。もともと得意分野を伸ばすことに注力していたが、鈴木コーチの指導を受け、苦手分野の克服に重きを置くようになったことが飛躍の要因だという。
「ビックリしたのは、野菜を食べるようになったことです。以前は(てんこ盛りの野菜が名物の)二郎系ラーメンを食べる時、店員さんに野菜を除いてもらうくらい苦手だったんです。食べなくても栄養を補えるようにと、わざわざ青汁の錠剤を常備していたのが懐かしいですね。高校時代から(200メートルは)『100メートルのつもりか』と思うくらいに序盤から全力の泳ぎでした。だから後半はヘロヘロになっていたけど、食生活の改善も関係しているのでしょう。今では持続するようになっています。彼はターンで壁を蹴る力も規格外で、50メートルを泳ぐスプリンターとも遜色がありません。スタミナを強化したことで、これも生きて、結果に繋がっていると思います」(仲家さん)