内村航平が種目別「鉄棒」決勝進出で存在感アピール! 五輪「団体金」奪還目指す代表監督の有力候補に
体操の世界選手権(福岡・北九州市)は21日、女子個人総合決勝を行い、東京五輪で日本の村上茉愛(25)と銅メダルを分け合ったアングリナ・メルニコワ(21=ロシア連盟)が4種目合計56.632点で優勝した。日本勢で唯一、決勝に進出した畠田瞳(21)は20日の練習で首を負傷して棄権した。
今大会、男子では東京五輪王者の橋本大輝(20)らのメダリストが順当に決勝進出を果たす中、存在感をアピールしているのが、絶対王者として君臨した内村航平(32)だ。20日の種目別鉄棒予選を5位で通過。人数の上限がない有観客での開催とあって、プロとしてのファンサービスも忘れず、スタンドに自身の直筆サイン入りのTシャツを投げ入れるサプライズを演出して客席を沸かせた。
東京五輪では種目別鉄棒で落下し、予選敗退。元絶対王者も衰えを隠せず、国際大会への出場は今回の世界選手権が最後とみられるが、次回2024年パリ五輪は監督として代表チームに名を連ねることになりそうだ。
東京五輪が延期されたたため、日本協会は3種目(新体操、男女トランポリン)とも監督の任期を延長。各種目の代表監督人事は今回の世界選手権終了後に順次、決定する方針だ。男子体操の次期監督には内村が有力候補のひとりに挙げられているという。