阪神・梅野FA封印し3年4.8億円でサイン 試される矢野監督の器量とVへの本気度
対照的だったのが、日本一となったヤクルトだ。正捕手の中村悠平は途中出場を含めて今季123試合に出場。これは梅野の130試合より少ないが、高津監督に冷遇されていたわけではない。2番手捕手である古賀優大のスタメンマスクは今季37試合。高津監督は中村の疲労を考慮し、何試合かに一度、古賀を起用していた。おかげで中村も最後まで調子を崩さず、日本シリーズではMVPに輝いた。
「中村も以前はリードに難があると言われていたが、要は使い方次第です。ただでさえ捕手は激務。ヤクルトのように梅野にきちんと『休養日』を設ければアタマも体もリフレッシュするし、カドも立たない。矢野監督は坂本を重宝したいだろうが、今季のように極端な使い方をすれば梅野はいよいよ腐るだろうし、他のナインも『ウチのボスは好き嫌いだけで判断するのか』となりかねない」(前出のOB)
矢野監督の器量が試される。