巨人はエース菅野で勝てず貯金0…首位ヤクルトが“クラスター”でも「猛追無理」と秦真司氏
セの首位独走チームに緊急事態発生だ。“クラスター”に見舞われるヤクルトが10日、新たに中村悠平、塩見泰隆ら選手4人とコーチ、スタッフの計9人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表。前日9日には高津臣吾監督、山田哲人、青木宣親らの感染が明らかになり、チーム内の陽性者はこれで計27人となったのだ。
「心配ですが、これがペナントレースの行方に大きな影響を及ぼすとは見ていません」
とは、ヤクルトOBで2012年から19年まで巨人でバッテリーコーチなどを務めた野球解説者の秦真司氏である。
■エース菅野が1カ月以上も勝てない
実際、13ゲーム差で追う2位巨人がピリッとしない。特に6月2日のソフトバンク戦で6勝目を挙げて以来、勝ち星がない6勝5敗のエース・菅野智之(32)の状態が相変わらずである。
先発した10日のDeNA戦でも三回に四球からピンチを招くと、桑原の左前適時打などで2点を奪われるなど、7回6安打4失点。桑田投手チーフコーチは、「緩急が使えなかった。でも今日は150キロを超える球もあったし、次が楽しみ」と評したが、前出の秦氏はこう言う。