著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

スポーツ界のコロナラッシュ 政府も夏風邪扱いなのに不安をあおるのはよせ

公開日: 更新日:

 プロ野球選手の新型コロナウイルス集団感染が止まらない。一緒にハイタッチしてた選手が、「あ、感染してますネ」と言われて忽然と姿を消している。

 大相撲でも幕内前半の半分が十両力士に相撲を取らせる間抜けな状況だ。八角理事長なんか千秋楽に土俵で協会挨拶した後に部屋から感染力士が出て、表彰式には出ずに忽然と姿を消した。さて、忽然と姿を消したあと彼らはどうしてるかといえば、ほとんど無症状だし、ま、家で安静にしてなさいと言われる。それでもこれを「パンデミックによる強制自宅隔離」と言うらしい。

 1年前にゃ無菌室で真っ白な防護服の医療関係者に施療されていたのに、今じゃ、しばらく家で安静にして、もっぺん検査して陰性になればトットと職場復帰。という流れになってる。

 てえことは? 夏風邪ひいて「ちょっと熱出たんで休むわ」と「オミクロン株感染による強制自宅隔離」の違いを、もう少し分かりやすく説明してくれませんかねオミかいちょさん?

 政府だって「行動制限はしません。ウィズコロナの時代です」と、イベント奨励、旅行奨励して補助金まで出すぐらいだろ。症状も夏風邪と違いはないんだろ? ただし、基礎疾患がある人は重症になる恐れもあるからくれぐれも注意して、うがい手洗いマスクしてお過ごしください、それがウィズコロナですっていうことなら、空恐ろしい「パンデミックによる強制的自宅隔離」だの、やたら不安をあおるのもよしてもらおうか。

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